Ayako
北国街道を歩く Day 6 牟礼駅から妙高高原駅
午前4:30
長野駅前のビジネスホテルにて起床
午前5:10
しなの鉄道始発で豊野駅へ。そこで乗り換えて牟礼駅へ向かう。
午前5:54
牟礼駅のホームに霜が降りている。初めは、それがチョークのような滑り止めのための人工粉なのか、霜なのかわからなかった。牟礼駅から、街道へ戻る600メートルの道も白く染まっている。転ばないか心配しながら、真っ暗な道路を歩く。





あたりはいつのまにか、霜というよりも薄っすら雪を被っているようだ。中部北陸自然道の一部を歩き、一茶記念館への道標を見ながら進む。雪景色が美しく、しばらく撮影をしながら歩いていたら時間がかかってしまった。






北陸自然街道を進む。















午前7:00
森の中を進んだ北陸自然歩道を抜け、開けたところの道に、トラックが2台止まっていた。お爺さん2人が車から降りて談笑している。近づいて行くと、どこから歩いてきたのかと話しかけられた。どうやら、こんな朝早くに雪の中を歩いている二人組を見て心配してくれたようだった。


















09:00
もうすっかり雪のコンクリートの上を歩く。この雪はどうやら昨日のうちに降ったらしかった。家々の屋根から雪が落ちてくるから注意が必要だ。住宅街の中の細い川の上の橋、短いけれど急な坂道。あちこちに気を配りながら歩かなければならない。





09:00
一茶記念館などを通り過ぎ、休憩の目的地としていたセブンイレブンに到着。温かいスープを買ってしばらく歩いたところのお寺の前で小休止。石の階段に座るのはとても冷えそうだったが、ここしか休めそうなところがないので、お尻の下にカイロを引いて耐え忍んだ。

一茶記念館の前に、展望台のような開けた場所があり、そこから市内を少しだけだが望めた。寄りかかろうとしたフェンスががたついていて、冷や汗をかいた。雪の積もったコンクリートの上に転がり落ちるところだった。



もうここから先は、完全な雪景色の中を歩くことになる。歩道があるのが幸いだった。






10:00
2個目のセブンイレブンでは立って休憩した。トラックが何台か止まっている、広い駐車場だった。ここから先も国道沿いを進む。道路の幅が広くて、車のすぐ横を歩かなくていいのは気が楽だ。緩やかな下り坂、滑って転ばないように注意しながら進むので膝にすこしきた。前方にスキー場が見える。

11:00
右折して、野尻湖に立ち寄った。少し時間があるので野尻湖で撮影をしたりする。母はあまり綺麗な水じゃないと言ったが、私は湖の向こう側に映る雪景色がなんとなく綺麗だと思った。湖のほとりのパン屋さんは美味しそうな店構えだったが、この日は休日だったのが残念だ。












11:30
再び国道沿いに戻り、さっきよりは静かな道を進んでいく。










トンネルをくぐりしばらくして、いよいよ完全に雪道となったアスファルトの上を歩き進める。小さな橋を渡ったり祠を横目に見ながら住宅街の中へ。









妙高高原駅へ下る、長い下り坂をゆっくりと足を運ぶ。土曜日だが、部活動か授業があるのだろうか?登下校の途中の中学生をちらほら見かけ、彼らは全員気さくに挨拶をしてくれた。地域の挨拶の重要性を再認識した。




それからしなの鉄道に乗り、東京に戻るために長野駅まで。歩きながらセブンイレブンに2回も寄っていたので、お昼の時間ではあるがあまりお腹は空いていなかった。



次は新潟県妙高高原駅から、北国街道の終着地点まで、1日で歩き終わる予定だ。